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大判「三国志」
〈第6巻〉劉備の秘計
◎B5判/608ページ/定価3,080円(10%税込)
❖目次
血判状/英雄論/放たれた虎/袁術の最期/暗殺命令/一通の伝書/くじ引き/張飛の作戦/外交戦略/名医吉平/毒殺計画/徐州落つ/降伏の条件/臣道/白馬の野/まき餌の策
❖巻末企画
教えて!「三国志」Q&A
三国志関連地図
メモリアル・ロング・インタビュー
横山光輝「三国志」にかける思いを語る(下)
三国志大人の塗り絵〈人物編〉
〈第6巻の内容〉
帝から「曹操を討て」と書いた密詔入りの玉帯を授けられた董承は、密かに同志を集め始める。董承の意向を知った玄徳も仲間に加わることに。
曹操から警戒されていることを知った玄徳は、偽帝袁術討伐を理由に曹操から兵を借り、曹操の下を離れる。袁術滅亡後も玄徳は曹操から借りた兵を返さず徐州にとどまり続けた。業を煮やした曹操は車冑に玄徳暗殺を命じる。玄徳に味方する陳父子の知らせを受けた関羽と張飛は、独断で城に乗り込み、車冑の首をはねた。これにより曹操を完全に敵に回した玄徳は、一通の手紙を送り、袁紹に兵を出させる。曹操は袁紹を迎え撃つために出陣するが、玄徳も牽制するために、自分の旗を持たせ劉岱と王忠を徐州に向かわせる。河北の戦線は膠着したため曹操は都に引き返す。徐州の戦況も劉岱・王忠では玄徳の相手をするには荷が重く、曹軍は引き揚げてきた。結局、曹操は冬の間は国内を固め外交戦略を繰り広げることに。
春先になって、董承と医師である吉平によって曹操毒殺計画が実行されようとしたが、あっさりと発覚し失敗に終わる。曹操は計画に加担した一族郎党すべてを斬殺する。次いで、徐州の玄徳にも兵をさし向ける。窮地に陥った玄徳は袁紹に救援を求めるが、袁紹は子どもの病気を理由に兵を出さない。張飛の提案した奇襲作戦も失敗し、玄徳は徐州を追われ流軍となり袁紹を頼ることに。ひとり下邳を守りぬいていた関羽であったが、張遼の説得により、3つの条件を曹操に飲ませて軍門に降った。曹操は関羽を歓待し、様々な贈り物をして自分に心服させようとするが、関羽は頑なに玄徳への忠義を貫こうとする。
曹操を討つのは今と決意した袁紹は白馬の野に兵を集結させ進撃を開始する。迎え撃つ曹操だったが、敵の指揮官顔良の猛攻に苦しめられる。手柄を立てられて曹操のもとを離れることを恐れ、関羽を都に残していたが、呼び出さざるをえなかった。関羽は顔良を一刀のもとに倒す。続いて、曹操はまき餌の策を使い、袁紹軍の指揮官文醜を深入りさせ、関羽は文醜も倒す。
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