呉学人、宋江を首領にすべく熱弁をふるう。
「よく考えていただきたい。この梁山泊には宋江殿の名を慕って入山した者も大勢ござる。その人たちの気持ちをどうなさるおつもりだ」
梁山泊から北京へ戻った盧俊義は、李固の訴えによって捕らえられた。
柴進は死刑係の蔡福に大金を渡し、裁判が有利になるよう働きかけよと命ずる。
蔡福は梁中書に千両贈って盧俊義を無罪にするよう頼んだが、梁中書は李成と索超の主張に押されて梁山泊軍と戦うことを決めた。
梁山泊軍はただちに出陣、北京軍を壊滅させた。
北京軍は敗走を重ねて城内へ逃げ込んだが、轟天雷の大砲が城門を吹き飛ばす。魯智深は盧俊義を救出すべく城内に乗り込んだ。
第33章 待っていた災
第34章 北京攻略
第35章 曽家の最期
第36章 動乱の大宋国
第37章 無敵梁山泊軍
水滸外伝 行者武松の巻
付録
水滸伝関連地図
水滸伝ビジュアル 武松が虎を殺した景陽岡と巨大テーマパーク「水滸城」を訪ねて 文・後閑英雄 写真・浦充伸
宋代市民の娯楽センター――勾欄と瓦舎 曹文柱(北京師範大学歴史学部教授)