鉄牛、母を殺した虎を見て絶叫す。
「おお…おっかを食っちまったのか。俺が今から親孝行をしようと思ったおっかを、食っちまったのか」
1日800里を走る戴宗は、宋江の処分について問い合わせる手紙を東京へ届けることになったが、梁山泊の一味と出会ってニセ手紙を持ち帰る。
ところが印鑑の文字から偽物であることが発覚し、戴宗も宋江とともに死刑に処されることになった。
処刑当日、鉄牛が刑場へ乗り込んだところへ、梁山泊の面々が救援に駆けつける。張順も船を出して助けた。
梁山泊の仲間となった宋江は、父を迎えに行くが、屋敷は役人に見張られていた。
第14章 梁山泊の救援
第15章 三巻の天書
第16章 おたずね者黒旋風
第17章 はかられた鉄牛
第18章 祝家荘の野望
第19章 苦境の梁山泊軍
第20章 登州府からの仲間
付録
水滸伝関連地図
水滸伝ビジュアル 宋江の故郷・宋家村(水堡郷)を訪ねて 文・後閑英雄 写真・浦充伸
水滸伝の中の酒豪たち 稲畑耕一郎(早稲田大学文学部教授)