晁蓋、山賊に梁山泊への道案内を頼む。
「お前たちを梁山泊の山賊と見て話す。わしは東渓村の名主晁蓋だ。梁山泊へ訪れたい。道を案内してもらいたい」
東溪村の名主晁蓋は、北斗七星が頭上にふりかかる夢を見た。
翌朝遠乗りに出た晁蓋を劉唐が呼び止め、梁中書が高俅に贈る賄賂を奪う話をもちかける。
晁蓋は悪徳役人に一泡ふかせようと決めた。呉学人が梁山泊のふもとで漁師をしている阮小二、阮小五、阮小七を説得して仲間に入れる。一清道人も加わり、七人はなつめ売りに化けて財宝を奪うが、密告されてしまった。
しかし、役人の宋江は晁蓋に逃亡をそそのかした。
第7章 晁蓋と六人の部下
第8章 新頭領晁蓋
第9章 宋江、青州に走る
第10章 清風山の戦い
第11章 黄信の悲劇
第12章 囚人旅
第13章 宋江受難
付録
水滸伝関連地図
水滸伝ビジュアル 好漢たちの本拠地・梁山泊を行く 文・後閑英雄 写真・浦充伸
江湖の好漢――『梁山泊』の男たち(早稲田大学文学部教授)