本の内容:
関羽を油断させるため、孫権は呂蒙のすすめに従い無名の陸遜に陸口を守らせる。
関羽は隠密の報告を開いて陸遜をあなどり、陸口の兵を割いて焚城に向かわせた。
呂蒙はただちに3万の精兵を引きつれて荊州に向かう。
呉の偽装船団に襲われた焔火台の番人たちは、次々と呉軍に降り、荊州城の城門を開けさせる。
荊州城はあっけなく落城した。公安地方の傅士仁も、南郡の糜芳も呉に降る。
荊州落城を聞いた曹操は、大軍を率いて出陣した。
目次:
関羽と陸遜/荊州城陥落/にわか雨/傅士仁と糜芳/大敗北/攻守転倒/深慮遠謀/麦城に走る/援軍きたらず/関羽の最期/首騒動/蜀鳴動/曹操発病/名医華佗/曹操の死/新魏王/兄弟相争う/七歩の詩/叛乱の芽/裏切り/敗戦/劉封の死
〔付録〕
三国志関連地図
呂蒙の荊州平定図
三国志ビジュアル 曹操の死・劉備の死 写真と文/雑喉潤(名古屋自由学院短期大学教授、中国文学研究家)
私の三国志 養老孟司(北里大学教授)