本の内容:
西涼の馬超軍は、巧みな作戦で長安を落とした。それを知った曹操は、曹洪と徐晃を派遣し、本隊が着くまで城を出ずに十日間滝関を守り通せと命ずる。
馬超は兵士たちに曹洪と徐晃を侮辱させた。たまりかねて出陣した曹洪を西涼軍は叩き、滝関を奪われた曹洪と徐晃は、ぼろぼろになって曹操率いる本隊にたどりつく。
滝関の東方で曹軍三十万と西涼軍二十万は対決した。
西涼軍は強く、曹操は赤いひたたれを脱ぎ捨てて逃げまどうが……。
目次:
あざけりの策/対戦/渡河作戦/空陣/火攻め水攻め/一夜城/挑戦状/和睦/離間の策/馬超敗走/教門国/蜀/孟徳新書/百たたきの刑/西蜀四十一州図/法正と孟達/進軍
〔付録〕
三国志関連地図
三国志ビジュアル 蜀への道 写真と文/吉崎和昌
『三国志』と読書人生 奥島孝康(早稲田大学総長