本の内容:
荊州に入城した曹操は、蔡瑁を水軍大都督に任ずるが、劉踪は青州に向かわせておい于禁にその後を追わせ一族を皆殺しにした。
さらに曹操は玄徳への追撃を命ずる。
難民を引き連れて江陵に向かう玄徳の一行は、長坂坂で曹操軍に追いつかれた。
趨雲は戦の中で玄徳の子を見失い、戦場を駆け巡ってようやく母子を探し当てた。
深手を負った母は井戸に身を投げてしまう。
幼な子を胸に抱いた趙雲は、ただ一騎で数十万の曹軍の中を駆ける。
目次:
暗殺指令/長坂坡/風雲長坂橋/援軍きたる/百万曹軍/舌戦/火中の栗/水軍提督周喩/開戦/殺意/暗殺計画/大水塞/群英の会/謀略/覆面船団
〔付録〕
三国志関連地図
「諸葛氏の三国志」 稲畑耕一郎(早稲田大学文学部教授)