本の内容:
玉璽をカタに袁術から兵を借りて立った孫策は、快進撃を続けていた。
牛渚の要塞、零陵城を落として劉ヨウを荊州へ追いやり、残党の張英をニセ葬儀で破って秣陵城も落とす。
人々は孫策を小覇王と呼んだ。最後まで抵抗していた太史慈も、孫策に捕らえられ、部下になるよう説得される。
太史慈は3日間の自由をくれれば三千の精鋭を集めてくると言い、孫策は彼を信じた。
1日たち、2日たったが、太史慈は帰ってこない、そして3日……。
目次:
奇略/太史慈/新しい波/江南江東平定/呂布の機智/馬泥棒/南陽遠征/張繍の謀略/陳珪父子/偽帝討伐軍/苦い勝利
〔付録〕
三国志年表(後漢時代)
三国志関連地図
後漢末(一九六年)形勢図
孫策の江南平定図