横山「三国志」を英語と日本語で読む
見事な対訳で巨匠の魅力が超加速!!
【これまでのあらすじ】
後漢の第12代皇帝霊帝の時代。皇帝の権力は衰え、国内は乱れた。
各地で賊がおこり、人々をひどく苦しめた。その最大勢力が黄巾賊であった。
劉備をはじめ、多くの武将、豪傑がこれと戦った。
黄巾賊を滅ぼすのに大きな手柄を立てたのが曹操である。
知勇をかねそなえた英雄ではあったが、
「俺が天下に背こうとも、天下の人間が俺に背くことは許さん」という大奸雄であった。
霊帝の後を少帝、そしてその後を継いだ献帝の最大の悩みは
暴虐な呂布の存在であった。
劉備と曹操は手を組み、苦労の末、ついに呂布を滅ぼし、
建安3年(198年)、二人は許昌に凱旋を果たした――。