話題の名著が、待望の新書判で再び登場!
崩壊に向かう日本と、
思考停止の日本人。
それでも今、自分に
できることから始めてみる――。
「本書はかなり面白いです。
非常に、と申し上げてよいくらいです。」
(あとがきより)
「現代日本における共同体の危機は、いきなり
天から来襲した災厄ではなく、何十年もかけて、
僕たち日本人が自らの手で仕込んだものです。
共同体とは『このようなものであるべきだ』という
合意に基づいた、国民の営々たる努力の『成果』
なんです。三〇年かけて仕込んだ仕組みが破綻し
始めた以上、それを補正するための努力にも
同じ時間がかかると覚悟したほうがいい。」
(「新書版のためのあとがき」より)