すべては江戸と津軽のために――これは、女の関ヶ原!!
大河で話題の徳川家康!彼が愛した養女の物語――。
累計55万部突破の『小説 土佐堀川』の著者が描く、己の使命に生きた女性の波乱の生涯!
徳川家康の画策で津軽藩主の信枚に正室として嫁いだ浅姫(満天姫/まてひめ)。
関ヶ原後も不穏な東北の地。満天姫はいくさに臨むが如く悲壮の覚悟で輿入れする。
最果ての地での暮らし。
藩内に残る亡き前正室・直姫の影。
前夫・福島正之との遺児の存在。
突然の飢饉。数々の困難を乗り越え、2人は次第に心を通わせていく。
激動の時代をたくましく生きた実在する女性の物語。