人は「忘れる」ことで、前に進める生き物である――。
ベストセラー『思考の整理学』の著者が贈る、
“こころの散歩”と“あたまの寄り道”のススメ
待望の文庫化!
大ベストセラー『思考の整理学』などで知られる
外山滋比古氏によるエッセイ集が、待望の文庫化。
「健忘のススメ」ほか、珠玉の27編を収録。
創るチカラ、ことばの旅、あたまの散歩道――
「知の巨人」とも称される著者のあたまの中を
のぞき見できるエッセンスが満載。
作家・出久根達郎氏の解説付。
われわれは、忘却によって、頭がよくなっている。
忘れるのを恐れるのは誤りである。
そういえば、かつては、よく忘れるのを
“健忘”といい、健忘症という言い方があった。
健という文字はダテではないような気がする。