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暗い時代に、学問を守り抜いた男がいた――。
戦後最初の東大総長・南原繁(なんばらしげる)の生涯を描く歴史長編!
帝国憲法が発布された年に生まれた南原繁。
やがて一高で新渡戸稲造、内村鑑三らの師や生涯の親友と出会い、学問とキリストの道へ。
次第に軍国化してゆく日本は、政治学徒となった南原の人生や
学問の砦・東京帝国大学にも暗い影を落とし始める。
言論や研究の自由が脅かされ、教え子が次々と戦地へ送られる苦悩と絶望のなかで、
南原は「最高善」を目指して格闘し続けるのだった……。
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