人間の尊厳のため、それでも私は立ち上がる!
1955年12月、アメリカ合衆国アラバマ州モンゴメリーからすべては始まった。バスで白人に席を譲ることを拒否したひとりの女性の小さな行動が、アメリカ南部の人種隔離法撤廃を導いた。
自尊心と誇りをもって公民権運動にまい進。偉大な「自由の闘士」が、自身の幼い頃の体験や歴史に残る数々の出来事、そして揺るがぬ不動の信念を語る――。
「これまでの半生にわたって、私は愛と友愛について教えてきました。平等と愛について教えようと努力しつづけるほうが憎悪や偏見をもつよりもいいことをつくづく感じます。すべての人が平和に、調和し合い、共に生きる……これが私たちがめざす目標です」(ローザ・パークス)