ご注文はこちら
草原の国・モンゴルの大詩人と
桂冠詩人である仏法者がつむぐ「詩の花束」
ドジョーギーン・ツェデブ
「芸術の心」の中核の一つである「詩心」が衰えることは、人々が精神の空洞化に陥ることへの警鐘です。（本文より）
池田大作
詩心があるところ、豊かな人間性が育まれ、麗しい心の交流が織りなされていく――それが私の信条です。
第一章 大草原のロマン
贈詩 池田大作「わが心の故郷よ」
返詩 ドジョーギーン･ツェデブ「日本―大陸の続き」
第一節 「モンゴルは憧れの国」
第二節 四季の彩り
第三節 モンゴルと日本の絆
第二章 心の大地に咲く花
贈詩 池田大作「精神の泉 生命の青き水脈」
返詩 ドジョーギーン･ツェデブ「私の信じるもの」
第一節 誕生をめぐって
第二節 生と死を見つめる眼
第三節 宗教と芸術
第三章 私たちの生きた時代
贈詩 ドジョーギーン･ツェデブ「故郷の呼ぶ声」
返詩 池田大作「ハルハ河の輝き－一葉の写真」
第一節 父母に学んだこと
第二節 激動の青春 師との出会い
第三節 挑戦の人生―真実を求めて
第四章 十三世紀の出会い
贈詩 ドジョーギーン･ツェデブ「私―時代の懸け橋･･･」
返詩 池田大作「ユーラシアの虹」
第一節 「蒼き狼」の目覚め
第二節 ユーラシアの戦塵
第三節 「開放性」が築いた世界帝国
特別編 読者の質問に答えて
ゲルは、なぜ円い？／青い絹布は何のため？／チンギス･ハーンは義経？／旧正月には何を食べる？
第五章 「詩の国 詩の心」
贈詩 池田大作「新たな夜明けへ」
返詩 ドジョーギーン･ツェデブ「アビヤス（才能）」
第一節 詩心の花束を
第二節 自然との融合―韻とリズム
第三節 限りなきものを求めて
第四節 言葉の力
第五節 文学と人生
第六章 二十二世紀に向かって
贈詩 ドジョーギーン･ツェデブ「私の時代」
返詩 池田大作「モンゴルの星 賢妃マンドハイ」
第一節 悠久なる「人間性」の大地を守る
第二節 「教育のための社会」へ
第三節 「女性の世紀」を創るために
第四節 世界に「友情の大草原」を
ドジョーギーン・ツェデブ（モンゴル国立文化芸術大学学長）
1940年、モンゴル・バヤンホンゴル県生まれ。モンゴルを代表する文学者、詩人。モンゴル作家同盟議長、東京外国語大学客員教授を務め、98年から2010年6月までモンゴル国立文化芸術大学学長。国家より「北極星勲章」「スフバートル勲章」「国家功労芸術賞」等を受賞。専門はモンゴル言語学、モンゴル文学。
装幀／池田雅彦