潮出版社
 
 
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著者名
ハービー・コックス 池田大作
カテゴリ名
本/単行本
発刊日
2008年8月24日
判型
四六判
ページ数
203
ISBNコード
978-4-267-01800-8
Cコード
0095
価格
1,572 (本体 1,429円)

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作品概要


東西の知性による
希望と詩心の「文明間の対話」


ハーバード大学の宗教研究の第一人者が、東洋思想と創価運動の卓越性を語る。


ハービー・コックス
人と人との絆を、もう一度、取り戻すこと。そこにこそ、現代における宗教の果たすべき役割もあると思います。その達成こそ、私がSGIに強く希望することの一つなのです。 

池田大作
友の笑顔のために行動し、自他共の“喜びの絆”を育み、広げていく――。こうした生き方を、一人一人の人生に打ち立てていきたい。それこそが、宗教の目指すべき重要な役割の一つであるからです。


 

目次


第一章 宗教復興の時代を迎えて
「宗教復興の時代」と「開かれた対話」の重要性
今こそ「文明間の対話」を行う“最善のチャンス”
「同じ人間としての温もりと共感」を分かち合
第二次大戦下を生きた少年時代の経験
父親の思い出――深き慈愛と戦争への怒り
両親から受け継いだ希望と平和の精神
師から託された理念を実現するための挑戦


第二章 非暴力こそ最高の勇気
公民権運動の指導者キング博士との出会い
人権闘争への参加と不当な逮捕・投獄
キング博士の「非暴力主義」と「勇気」
「非暴力の精神」を次世代へ伝えゆく責任
公民権運動を支援したケネディ家に訪れた悲劇
人生は決して「単独飛行」であってはならない


第三章 物質主義の幻想を超えて
「物質文明」の現代に宗教はどう貢献できるのか
偽りの欲望を刺激する「市場宗教」という幻想
「精神の力」の復興をもたらす仏教の智慧
釈尊が見出した「中道」の生き方
新たな宗教改革への道を開いたSGI運動


第四章 ネット社会の功罪と人間の絆
急速に進展するIT社会
「普遍的な価値」の必要性
悩める人々の中へ――それが宗教的実践の魂
時代と国境を越えて流れる“良心の地下水脈”
小さな集会こそ宗教の基本をなすもの


第五章 文明を結びゆく平和への行動
急速な時代の変化と宗教の“原点回帰”
ファンダメンタリズムは近代的な現象
すべての文明を同じ尺度で見ようとしてはいけない
「耳を傾けること」はすぐにでも実行できる


第六章 生命尊厳と核廃絶への道
二〇〇七年を平和への新たな出発点に
エスカレートする戦争の暴力
マンハッタン計画が残した現代への教訓
世界を変革した「勇気の人」の人権闘争
真の「寛容」を育む精神の源泉こそ信仰


第七章 新時代の宗教間対話
中国とインドの将来 偉大な精神の遺産
米中関係――平和への対話の重要性
日中和解への「人間外交」の足跡
「開かれた精神」で「賢者の対話」を



第八章 知性の創造と大学教育の未来
時代の要請に応える大学改革への挑戦
大学の主役は「学生」
血の通う対話こそ教育の真髄
ボストン二十一世紀センターの貢献
新たな「価値の創造」への挑戦



 

プロフィール

ハービー・コックス(アメリカ ハーバード大学教授)
1929年、アメリカ・ペンシルベニア州生まれ。宗教学博士。ハーバード大学教授、応用神学部学部長等を歴任。マーチン・ルーサー・キング博士の友人として、公民権運動を共に闘った。現在は、ハーバード神学校教授。アメリカにおける宗教研究の第一人者。

備考

装幀/重原隆

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