文明間、宗教間の対話が、
平和と共生の地球社会を築く
人類の未来のために傑出した行動を続ける仏法者との対話に、
インドネシア民主化の闘士の“ラスト・メッセージ”が託される
アブドゥルラフマン・ワヒド
宗教者として、「他の人々に寛容で開かれた心を持つこと」「自分に正直に生きること」、そして「社会全体の福祉と民衆の幸福が最も大切であり、それをどこまでも守り抜くこと」をわが信念として掲げてきたのです。
池田大作
全宗教は、「平和」という一点で、協調すべきです。宗教は「人間の幸福」のためにある。教義の面では意見が異なっても、全人類の平和のためには、必ず協調できる。この大いなるテーマを、博士と語り合いたいのです。
永遠なる平和を目指す対話 グミラル・ルスリワ・ソマントリ
第一章 平和こそ宗教の使命
第二章 世界に架ける友情の橋
第三章 青春の苦闘と人生の探究
第四章 人権の世紀への挑戦
第五章 文化交流は創造の源
第六章 寛容の原点と歴史
第七章 教育は未来の黄金の柱
第八章 新時代を開く女性と青年
引用参照文献・巻末注
アブドゥルラフマン・ワヒド(インドネシア共和国元大統領)
1940~2009年。インドネシア・東ジャワ州生まれ。エジプトのアル=アズハル大学とイラクのバグダッド大学でイスラム法を学び、イスラム学者、評論家として活躍。84年、イスラム団体「ナフダトゥール・ウラマ」の議長に就任。99年~2001年、同国の大統領を務めた。