50年前の幼友達3人が同じ長屋で暮らすことに⁉
泣いて、笑って、喧嘩して……婆たち3人、人生ここからが本番!
直木賞作家が描く痛快時代小説!
名主の書役として暮らすお麓の閑居へ、能天気なお菅と、派手好きなお修が転がり込んできた。ふたりとも、いわば幼馴染である。お麓は歌を詠みながら安穏の余生を送ろうとしていたのだが――。ある日、お菅が空地で倒れた女と声が出せない少女を見つけてきた。厄介事である。お麓にとって悪夢のような日々が始まった。
3人揃えば、騒がしさも厄介も3倍。されど、喜びも感動も3倍⁉