作品概要

目次

ことばの果実
苺／さくらんぼ／甘夏／白桃／スイカ／葡萄／柿／栗／レモン／ミカン／あんこ／グレープフルーツ／バナナ／梅の実／ザボン／トマト／オレンジ／パイナップル／柘榴／梨／メイプルシロップ／五味子／落花生／林檎

ことばの花実
オリーブ／グリーン・トマト／笹の葉／にんにく／胡椒／牡丹／茄子／唐辛子／ハラペーニョ／アスパラガス／もやし／ふきのとう／辛味大根／納豆

長田弘（おさだ・ひろし）　詩人。1939年福島市に生まれる。63年早稲田大学第一文学部卒業。65年、詩集『われら新鮮な旅人』（思潮社／定本版　みすず書房）でデビュー。82年『私の二十世紀書店』（中公新書／みすず書房）で毎日出版文化賞、98年『記憶のつくり方』（晶文社／朝日文庫）で桑原武夫学芸賞、2000年『森の絵本』（講談社）で講談社出版文化賞、09年『幸いなるかな本を読む人』（毎日新聞社）で詩歌文学館賞、10年『世界はうつくしいと』（みすず書房）で三好達治賞、14年『奇跡―ミラクル―』（みすず書房）で毎日芸術賞受賞。18冊の詩集を収めた『長田弘全詩集』『最後の詩集』（15年、ともにみすず書房）。エッセーに96年『アメリカの心の歌』（岩波新書／みすず書房expanded　edition）、99年『私の好きな孤独』（潮出版社、2013年新装版）、04年『アメリカの61の風景』（みすず書房）、06年『知恵の悲しみの時代』（みすず書房）、08年『読むことは旅をすること――私の20世紀読書紀行』（平凡社）、13年『なつかしい時間』（岩波新書）、15年『本に語らせよ』（幻戯書房）など。ほか絵本、翻訳など著書多数。2015年5月死去。