話題騒然!
リクルート出身社長が手がける
「成長へのビジネスモデル」が
この一冊に詰まっている!!
旧来の農業から、ブレーンビジネスとしての「脳業」へ――
栄養価が高くて、美味しくて、安全。そんな夢の「機能性野菜」で
世界を視野に入れる企業の、並はずれた商品開発力と、
成長を支えるイノベータ―たちの思想に迫る。
まえがき
第1章 スーパースプラウトの「植物工場」
機能性野菜とは何か / IT化・省人化による効率工場 /
求められる高発芽率 / 栽培室は年中無休 /
収穫のタイミング / 緑化への闘い /
日夜を問わないエラー対応 / ロボットやITを活用する/
終わりなき品質追求
第2章 農業ビジネスへの挑戦
農業の“脳業化”
1.創生期
始まりは「紅タデ」 / 原爆を乗り越えて /
戦後の混乱のなかで /高収益モデルの源 /
労働集約型を抜け出せ /農業に工業の視点を
2.発展期
居候しながら大学へ / 需要のあるところで生産する /
ビジネス感覚を養う / 「難しい仕事じゃろう」 /
つねに「なぜ」と問う /農場で朝礼を始める / 量販店営業を開始
第3章 並外れた商品開発力
オリジナル商品の開発 / 立て続けの「悪夢」 / たった一人の研究部員 /
新商品投入の決断 / ピンチはチャンスを地でいく /
野菜の「機能性」追求 /ライセンス契約を勝ち取る /
インパクトある市場創造 / スプラウトとスーパースプラウトの違い
第4章 成長を支えるイノベーターたち
“面白い人”を採用する
1.〝リケジョ〟の活躍
「一意専心」を胸に / 初の国内留学生誕生 / キノコの光応答を研究 /
種からの品質管理 / 〝お助けマン〟的役割 /
2.育種への挑戦
寝ても醒めても作物 / 育種圃場の一年 / 育種は壮大なるチャレンジ /
市場の声を聞く /
3.ニューフロンティアの開発
重責を担ってオランダへ / 発芽のスイッチを研究 /
KM商品へのチャレンジ / 少量多品目の商材づくり
第5章 ビジネス化を支える人々
農業における人づくり
1.女性パートから正社員へⅠ
専業主婦の転機 / 植物に魅入られて /
「農場長って、何をすればいいんですか」 /
四日市農場の改革 / 植物への「愛情」をもてるか
2.女性パートから正社員へⅡ
売り上げ日報を改善 / 全社業務改革推進責任者 / 趣味も充実
3.〝リケジョ〟の営業担当
面接は名古屋メシ談義 / 親元を離れ、東金市へ / 「異常値」づくり /
キャラクターを武器に
4.転職組の営業マン
営業マンの原点 / クレーム対応の日々 / 豆苗を売り込むしかない!
5.〝リケジョ〟の販促担当たち
第二希望の販促 / 目標は豆苗の常備野菜化 /
豆苗研究会の〝レシピブック〟 /
『豆苗レシピ』の効用 / 自分で仕事をつくる / 枠にとらわれない販促を
6.転職組の物流担当
もう一度、仕事で勝負 /配送計画の立て方 / いかに鮮度を保つか
システム化でコスト削減
第6章 生産技術を鍛える
ハイテクを活かす〝匠の技〟
1.千葉生産センター
ローテク農場で品質を守る / いかに夏を乗り切るか /
農業も現場・現物
2.山梨北杜市生産センター
茅ヶ岳の南斜面 / 種子のグローバル調達 / 大型投資を決断
規制の壁を突破せよ / 秘密は「根がらみ栽培」 / 徹底した品質管理
IT化への挑戦 / 豆苗のマザー工場
第7章 農業のグローバル化に挑戦
大胆な組織再編 / 栽培記録表の統一 / 百戦百勝のつもりで /
農産物輸出立国オランダに学べ / B2Bビジネスに挑む /
〝つまもの文化〟 / 前代未聞の契約を交わす /
「シソ・クレス」の逆輸入に挑む / 目指すは売上高一〇〇億円 /
世界で通用するブランドに