年を重ねてみないと
わからないことが、
人生にはまだまだ
沢山ある!
名著『日本の美風』改題・新装版
日本の伝統、文化、風俗の素晴らしさ、自然と共存すること、そして先達に学ぶことの大切さを訴え続けてきた西洋史の碩学が、私たち日本人に遺してくれた珠玉のメッセージ!
第一章 この国を見つめなおす
若さ/ソロモン王の知恵/「新観光都市」東京/戦時中の自由/声に出す/すずめ!/森の力/日本の美しさ/心にひびく音/「希望の春、か?」
第二章 「地球大交流時代」に生きる
平成のジャンヌ・ダルク/バカになる/棚田/ジブラルタル海峡/友だちになるということ/唐・天竺の再来/「こだま」の車中/韓国の旅/明日はどっちだ!/一本道の笑顔
第三章 〝いのち〟を噛みしめる
三つの驚き/誰と食べるか/サービス/夜中のオニギリ/「ヒト好き」/新米/三度の大声/冬瓜/トリのように/ひれ酒/水/病院の味/「いただきます」
第四章 温故知新――先人に学べ
年寄りの値打ち/経験と勘/タバコ/年寄りはなぜ早起きか/立つ/午前十一時/男は日に三口/祭りの王国/姿勢を正す/安心の砦/もっと自由に!/力を抜く/左手・左足/「子どもの絵」/「中締め」
「あとがき」にかえて――わが夫・木村尚三郎を語る――木村嵯峨子