潮出版社
 
 
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著者名
小谷野栄一
カテゴリ名
本/単行本
発刊日
2010年04月05日
判型
四六判
ページ数
157
ISBNコード
978-4-267-01845-9
Cコード
0075
価格
1,047 (本体 952円)

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作品概要

パニック障害を乗り越え「球界一の三塁手」へ!
ゴールデングラブ賞、日本シリーズ優秀選手賞受賞


病気に苦しみ、引退を覚悟したどん底から勝ち取った栄冠。人間野球の原点、チームメイトの支え、人生の「師」との出会い……。小谷野栄一(日本ハムファイターズ)を支えた力とは――。


(本文より)
「いまの僕は、病気に苦しむというより、むしろ病気に感謝しています。好きな野球ができるという喜びを、この病気が再認識させてくれましたから……」

目次

はじめに――苦悩を突き抜け、勝利へ
第一章 七年目の栄冠
「あの逆境に比べたら、なんでもない」/名コーチ・中西太の「太鼓判」/最高の対戦相手――岩隈久志/パニック障害の人々への「エール」として
第二章 病との闘争
夢に見たプロ野球の世界へ/松坂大輔とのプロ初対戦/最初の発作/部屋から出る気にもならないぜつぼうの日々/「いつでも帰っておいで」/突破口となったフェニックス・リーグ/「人間野球」の原点に戻って再出発/二つの出会いが生んだ、復活のホームラン/「病気とお友だち」になるしかない
第三章 僕の野球少年時代
運動神経は親譲り/野球との「運命の出合い」/野球を好きにしてくれた、最初の監督/「毎日野球だけしていたい!」と思った小学生時代/リトルリーグの名門チームへ/松坂大輔とともに汗を流した、リトルの日々/自分のペースで前に進めばいい/「根性野球」で急成長/痛恨の暴投で負けた決勝戦
第四章 「人間野球」という原点
精神的に成長できた高校時代/野球選手も「人間力」が大事/「頭が真っ白」のセンバツ体験/大学野球の世界へ/プロ以上の練習量と厳しさ/伝説の名打者・山内一弘との出会い/ケガによる苦悩が転機になった/自分と向き合ったとき、「感謝の心」が/甲子園の雪辱を、大学野球で果たす/立ち戻る「原点」となった創大時代
エピローグ~これからも「KEEP MY STYLE」
「自分の力」なんて、何一つない/日本ハムの選手でよかった/社会貢献への模索/「もういらない」と言われるまでプロでいたい

【著者プロフィール】
こやの・えいいち。プロ野球パシフィック・リーグ「日本ハムファイターズ」選手。1980年東京都生まれ。小学2年生から野球を始める。創価高校、創価大学ではそれぞれ野球部のレギュラーとして活躍。高校3年時には春のセンバツにも出場。2003年、日本ハムファイターズに入団。06年に発症したパニック障害と闘いつつ、昨シーズンはチームの主力として活躍。ゴールデングラブ賞にも輝いた。今シーズンより背番号「5」。