潮出版社
 
 
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著者名
川本三郎
カテゴリ名
本/単行本
発刊日
2008年02月20日
判型
B6判
ページ数
285
ISBNコード
978-4-267-01792-6
Cコード
0095
価格
1,650 (本体 1,500円)

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作品概要


懐かしい町並みを求めて「昔の町」を歩く


ただ「昔の町」が好きなのである。そして、いにしえの人々が「隠れ里」を探して歩いたように、現代のわたしは、昭和二、三十年代の懐かしい町並みを求めて「昔の町」を歩く。(本文より)


 

目次


文人たちが歩いたまち
美術館を歩いて町のなかへ/水の城下町・上州小幡/荷風と古本/市川時代の荷風/東京と猫を愛した画家、木村荘八/「荷風のリヨン」への旅/下町えれじい 鈴木清順小論/柴田逍曲のいた時代/「隠れ里」を求めての町歩き/旧制高校的教養が羨ましい/駅前食堂のビール/東京郊外を描く 山口瞳小論/引用の楽しさ/悪魔のささやき


旅は映画に誘われて
歩くことから始まる/父親気分/釜山映画祭を行く 二〇〇〇年十月/小津映画に見いだされる「時」/旅は映画に誘われて/定番の安心感 銀座並木座のこと/禁止事項を作る


猫の尻尾に訊いてみる
又なでに来ていいでしょうか/公園の猫を引取った/ねこめしの幸せ/みっちゃんのお絵かき


青いインキに言葉をのせて
猫を見送る/「昔」を振り返る/誰かがすでに読んでいる/夜の散歩で/亡き人への 祈りを込めて/試合より記憶に残る味/大衆食堂/大阪の商店街で/「第三の男」を愛する日本人/ささやかな華やぎの時間/古い言葉の豊かな懐かしさ/夫婦、親子で一つ傘の中/画家と下町スケッチ/アジサイの季節/一人旅これだからやめられない/変わらぬ個人商店の風景/懐かしさ漂う「胡同」/二人の若い大工さん/ひとり旅に出る理由/独りを慎む/敗者は讃美され英雄に/夏の身だしなみ/八月は祈りの季節/昔の風情堪能し銭湯へ/梅干しで医者知らず/女性の一人酒/小さな古書店


 

備考

装幀/鈴木成一デザイン室