潮出版社
 
 
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著者名
村尾行一
カテゴリ名
本/単行本
発刊日
2007年02月05日
判型
四六判
ページ数
270
ISBNコード
978-4-267-01754-4
Cコード
0095
価格
1,362 (本体 1,238円)

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作品概要


虚像の「常民」、実存の「生活者」。
それぞれの「郷土」への探求


柳田民俗学と牧口の創価思想のエッセンスを抽出し、その基盤となる人間観に迫った画期的評論。


 

目次


序章 遭遇


1 異質の人生行路
2 人生行路の交叉
3 疎隔の予兆


第一章 虚像の「常民」、実在の「生活者」


1 「常民」とは誰だ
2 「常民」は商品経済と無縁か
3 虚構と創作の柳田〝伝承〟
4 柳田とアカデミズム
5 世界を結ぶ庶民の生活


第二章 日本は「稲作の国」か


1 稲と日本人
2 牧口の「地人相関」論における栽培植物


第三章 なぜ「山村」を想うのか


1 柳田と山村
2 牧口の山林効用論
3 山と文化・文明
4 島国根性を棄て海国気風に


第四章 二人の「郷土」を問う意識の違い


1 柳田はなぜ「郷土」を問うのか
2 〝陰画〟としての「漂白民」
3 牧口にとっての「郷土」
4 牧口にとっての「郷土科」


終章 疎隔


1 柳田と牧口の訣別
その弟子―あとがきにかえて
1 柳田とその弟子
1-1 柳田と早川孝太郎
1-2 柳田と今和次郎
2 牧口とその弟子
2-1 戸田城聖
2-2 池田大作
2-3 出藍の弟子たち


 

備考

装幀/池田雅彦